JR北海道は2日、函館―札幌間の特急スーパー北斗・北斗を2日連続で全便運休とした。函館駅では午後に札幌行きの臨時特急を準備したが、長万部―洞爺間で吹き溜まりがあり、結局、運行を中止し、列車を乗客の休憩・宿泊用に開放した。群馬県から函館を訪れていた女性(72)は「きのう札幌に行く予定だったが駄目で、函館に一泊した」と話す。同特急は3日の始発から通常通り運行する。
JR東日本は、強風で東北新幹線仙台―新青森間の下り列車11本と上り列車12本の部分・全区間運休を決め、計102本の列車に最大198分の遅れが生じ、計5万2000人に影響。
ハートランドフェリーは奥尻線全便を欠航し、約70人に影響した。津軽海峡フェリーは全区間全便を欠航し、約80人に影響。青函フェリーは6便を欠航し、約100人に影響した。
空の便は、全日空(ANA)が16便を欠航し、計1584人に影響。日本航空(JAL)は計16便を欠航し、約730人に影響した。