JAF函館支部(河村祥史支部長)は15日までに、昨年12月1日から今年2月14日までのロードサービス件数(速報値)をまとめた。今冬の出動件数は前年比43%増の1868件で、中でも今月1日から14日までの落輪・スタックによる出動は前年の31件から374件と10倍超の大幅増となり、大雪の影響が顕著に表れた。
月別では昨年12月のロードサービス総実施件数は679件(前年535件)、今年1月が651件(同562件)、2月1日から14日までが538件(同209件)でいずれも増加している。
依頼内容別では、「落輪・スタック」が650件(前年200件)。寒さの影響から、「バッテリー」関連の出動も522件(同464件)、路面凍結や悪路の影響などによる「事故」も88件(同71件)と増加した。
同支部によると、雪にはまって動けなくなる「スタック」は、「路上だけではなく、自宅の駐車場内での発生も多くなっている」といい、駐車スペースなどの日常的な除雪を呼び掛ける。また、スタックした場合に備え、車にスコップや脱出するための「スノーヘルパー」を車内に積むことなどを呼び掛けている。(大谷健人)