函館地方気象台は渡島地方に発表していた大雪警報を解除した。引き続き大雪による交通障害に注意を呼び掛けている。
気象庁の速報値によると、函館で4日午前0時から同6時までの降雪量は16センチ。同8時現在の積雪量は、函館64センチ、七飯町大沼86センチ、厚沢部町鶉138センチ。
津軽海峡の西海上にある低気圧が発達しながら4日夜にかけて渡島半島付近へ進み、釧路沖に発生する別の低気圧とともに、5日に北海道の南をゆっくり東へ進む見込み。
渡島・桧山地方は5日にかけて、湿った重い雪が降り続く。大雪による交通障害やなだれ、湿り雪による電線着雪に注意が必要としている。
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函館開発建設部によると、過去に低気圧の影響による吹雪や大雪のため立ち往生する車があったため、外出時には気象情報や道路情報を十分に確認することを呼び掛けている。
同部では災害対策基本法に基づき、緊急通行車両の通行を確保する必要がある時、道路管理者が区間を指定し、放置車両や立ち往生している車両などの移動を行うほか、道路の通行の安全確保ができない場合には、道路の通行止めを行うとしている。