JR北海道は10日、来年3月26日に開業する北海道新幹線の新函館北斗駅の内部を報道陣に公開した。新函館北斗開業準備駅の鳴海正駅長が案内役を務め、完成間近となった駅舎内を紹介した。
同駅は2013年6月に着工。現在、券売機などの設置工事を進めており、完成は1月中旬を予定している。
この日は関係者約90人が参加。駅舎内では、自動改札機やみどりの窓口を示す案内標識などの設置が完了。在来線に乗り換える際に、平面での移動が可能な11番ホームは、自動改札機の工事を残すのみとなり、開業日が近づいていることをうかがわせた。
同駅では43人のスタッフが開業に向けた準備を進めており、外国人客への対応として英語や中国語が話せる職員も配置されている。鳴海駅長は「開業を万全の体制で迎え、地元市民に愛される駅を目指したい」と抱負を述べた。
12日は奥津軽いまべつ、13日は木古内と新函館北斗の各駅で市民向けの見学会が開かれる。(山田大輔)