格安航空会社(LCC)バニラ・エア(千葉県成田市)の函館―成田線の就航1カ月間の利用率が80%を超えたことが21日、分かった。同社は「順調な滑り出し」として手ごたえをつかんでいる。
同路線は2月19日に開設。函館空港事務所がまとめた2月の利用率は成田発が83・9%、函館発が83・8%。同社によると、就航1カ月間は大雪の影響で1往復が欠航したが、全体の利用率は80%を上回ったという。
同社は、同路線の年間利用率の目標を85%と設定しており、広報担当は「この時期としては幸先のいい数字。オンシーズンに入ると高い利用率が見込め、85%をクリアするのは難しくないだろう」とみている。
成田線はエアバスA320(180人乗り)を使用し、1日1往復運航。夏季の最安値は5380円となっている。(山田大輔)