【江差】町内で栽培された酒米品種「吟風(ぎんぷう)」を使った地酒「蝦夷山海(えぞさんかい)」の令和初となる新酒の販売が始まった。これまでの720ミリリットル瓶に加え、一升瓶サイズも初登場。関係者は「今年の蝦夷山海はフルーティーでさわやかな味わいが特長。ぜひ多くの人に味わってほしい」と話している。
蝦夷山海は、江差経済同友会(小笠原弘会長)が、地元の特産品となる地酒を造ろうと企画。江差町内の農家の協力を受け、2015年から吟風の作付けを開始。青森県弘前市の六花酒造で醸造を行い、16年から江差と上ノ国町内の酒屋や小売店で限定販売している。
今年は720ミリリットル瓶(税込み1620円)を800本、一升瓶(同3240円)を200本製造。小笠原会長は「発売4年目となり、地元の人たちにも地酒の存在が浸透してきた。将来的には桧山を代表する特産品を目指したい」と意気込んでいる。
蝦夷山海に関する問い合わせは、同会(0139・52・0144)へ。(小川俊之)