24、25の両日、函館アリーナ(湯川町1)で開かれるグルメイベント「はこだてフードフェスタ」の詳細が決まった。地元の具材を使った鍋や丼、すしを提供する「テーマゾーン」、パンやスイーツが並ぶ「マルシェゾーン」など主に4つのエリアで構成し、60のブースを設置。シェフが目の前で調理した料理を味わう試食会やステージイベントなどもあり、多彩な企画で道南の食の魅力を発信する。
市や函館商工会議所などでつくる実行委の主催。昨年同時期に開催した「美食フェスタ」の内容を一新し、親子で楽しめる料理や温かいメニューを充実させた。
テーマゾーンは、ブランド米「ふっくりんこ」などの上に好みの海鮮や牛肉をのせて味わう「函館お好みどんぶり」、ごっこ汁とくじら汁を提供する「あったか鍋」など10ブース。子供向けのカレーを提供するコーナーや多彩なアルコールを並べるバー、函館市内の3校が考案したメニューを並べる「学生レストラン・学生マルシェ」もある。
アラカルトゾーンは19のブースで構成。イカ焼きそばやザンギ、昆布パウダーを使った肉料理など、道南の飲食店が自慢の料理を提供する。9ブースが並ぶマルシェゾーンには和洋菓子のほか、コッペパンサンド、道南産の大粒大豆「たまふくら」を使った豆腐など限定商品を販売する。
キッチンステ―ジでは、市内のシェフが豚のロース肉を柔らかく仕上げる低温調理法などを紹介。牛フィレ肉とフォアグラ、トリュフを組み合わせた料理の実演、試食会などもある。
メインステージでは、ダンスやライブなどを展開して盛り上げるほか、会場では子育て中の母親などを対象とした「ママズパーティー」を同時開催。ワークショップや雑貨販売などを行う。
開催時間は24日が午前11時~午後8時、25日が午前10時~午後4時。各日先着100人に「函館夜景クッキーレクラ813」を進呈。オープニング企画として、24日は阿佐利本店の「すき焼弁当」と冨茂登の「松花堂弁当」、25日はかき小屋知内番屋の「牡蠣飯弁当特盛」を数量限定で販売する。
市経済部経済企画課は「幅広い世代に楽しでもらえるメニューをそろえたので、ぜひ足を運んでほしい」とPRしている。(山田大輔)