青森県の食品スーパー「マエダ」は1月31日、3月29~31日の3日間、県内の全38店で開催予定の「函館フェア」に向け、函館市水産物地方卸売市場で商談会を開いた。道南の食品事業者約40社が参加し、自社の商品を売り込んだ。
フェアは、函館市が地元企業の販路拡大を支援しようと、みちのく銀行の協力を得て初めて実現。全国のスーパーで同様の催事を開いているが、商談会の参加企業は過去最大だという。
この日は、菓子や水産加工品など分野ごとに設けられたテーブルで、各企業の担当者がバイヤーと商談。約20分間、用意した自社商品を並べ、魅力や他社製品との違いなどをPRした。
ジンギスカン用の味付け加工肉などを売り込んだ道南食肉センター販売部の吉川善久本部長は「感覚的に良かった。青森でも需要が見込める」と手応えをつかんだ様子。マエダ営業本部の柳谷雅一マネジャーは「フェアの開催で他のスーパーと差別化を図り、売り上げアップにつなげたい」と話した。(山田大輔)