【七飯】8人制の小学生サッカー大会「2018トルナーレチャレンジカップUー12」(実行委主催)がこのほど、町東大沼多目的グラウンド「トルナーレ」で2日間にわたって開かれた。町内外から28チームが参加。フロンティアトルナーレFC Uー12(七飯町)が優勝した。
今年で18回目。初日は4チームずつのリーグ戦を行い、各グループの1位7チームと勝ち点の最も多かった2位チームの計8チームで決勝トーナメントを実施して順位を決めた。
2015年からは、トルナーレでキャンプを行っているサッカーJ1の川崎フロンターレがグッズ抽選会や指導者向けクリニックなどで協力。同チームスクール普及事業グループのグループ長、川越達也さんは「毎年見ているが、少しずつレベルアップしている。ここで育った子たちがプロになってくれれば。全員に可能性がある」と話す。
今年も函館地区のほか、札幌や室蘭、空知の各地区からもエントリーがあり、田中亘実行委員長(七飯町サッカー協会理事長)は「6年生が抜けて新体制のチームも多い。管外のチームと対戦できるのはレベルアップにつながる」と話していた。
香川・三木町のチームが初参加
今大会には、七飯町の姉妹都市、香川県三木町の「三木FC」の子どもたちが初めて参加。航空機が欠航し、初日の試合には間に合わなかったが、全試合終了後、川越さんと同チームスクールコーチの湯浅剛さんが急きょ子どもたちの指導に入った。
子どもたちは疲れも見せずパス練習やミニゲームで汗を流し、渡辺呼人(よひと)君(6年)は「パスを回して相手を崩すフロンターレのサッカーは、三木FCでも意識していて、普段よりレベルの高いプレーが経験できた。来られなかったチームメイトに学んだことを伝えたい」と話していた。(稲船優香)