6月26日に北海道新幹線開業イベントとして開かれる「2016函館マラソン」(実行委など主催)のフルマラソンの部が17日、申し込み開始3日と11時間で定員の4000人に達した。新幹線で移動時間が短縮される首都圏を中心に、全47都道府県在住のランナーから応募が寄せられた。
同委事務局によると、申し込み状況は初日の14日で定員の84%が埋まり、15日で94%、16日で98%と推移。当初事務局は国内新設マラソンの事例などから、定員に達するまで1週間ほど要すると見込んでいたが、想定以上のペースで参加枠が埋まっていった。
道外ランナーの比率は43%ほどで、昨年大会の25%から大幅に伸びた。中でも東京、神奈川など首都圏を中心としながら、東北地方、大阪や兵庫など近畿地方からの申し込みが目立った。また、女性ランナーの参加も昨年より増加傾向にあるという。
同時開催のハーフ(定員4000人)も17日現在で約2500人が埋まるなど、順調に応募が寄せられている。申し込みは4月15日まで(先着順)。
フル開催発案時から尽力してきた同実行委員で、函館商工会議所青年部の齋藤利仁会長は「フルと合わせハーフも順調のようで、間違いなく8000人は集まる。うれしさもあるが、ランナーの受け入れに向けたこれからが重要だ」と力を込める。(蝦名達也)