7月1日に函館市内で開かれる「2018函館マラソン」に向け、函館マラソン実行委は少人数(3~5人)で活動に当たるボランティアを募集している。主に千代台公園陸上競技場でゴール後の水配りなどに従事。初の試みで、実行委はランナーサービスを強化する考えだ。
従来は団体や町会、スポンサー企業に依頼する形でボランティア活動を展開しており、今年はエイドステーション(休憩所)が昨年より3カ所増えて14カ所になるため、ボランティアも昨年より100人増の3000人規模になる見込み。これに加えて小規模グループ100人を募集する。
活動は6月30日午後、7月1日午前、午後で、申し込み時に活動可能な時間を選択できる。15歳以上(中学生は不可)の健康で、6月に開催する説明会に参加できる人。報酬、食事、交通費の支給はない。
実行委は「多様化するランナーの要望にマンパワーで応えたい」と参加を呼び掛ける。ボランティアの申し込みは市文化・スポーツ振興財団(ファクス0138・57・3115)。問い合わせは市教委スポーツ振興課(同21・3467)へ。
また、ゲストランナーとしてプロ・ランニングコーチの金哲彦さんが決まった。フルマラソンで、金さんの函館マラソン出場は3年連続3回目。大会前日の6月30日には、市内で金さんによるランニングクリニックの開催を予定している。ゲストランナーはタレントの福島和可菜さんに続き、金さんが2人目。
特別ゲストには、元マラソン選手でDeNAランニングクラブ総監督の瀬古利彦さんを招く。大会には出場しないが、開会式でのあいさつ、大会終了後にトークイベントを行う。
実行委によると、2月19日のエントリー開始から4週間が経過し、折り返し地点を迎えた。定員8000人に対し、エントリー済みは6810人超と85%に達している。エントリー終了は4月13日で、実行委は「残りは15%、1100人台となったので早めに申し込んで」としている。(山崎大和)