函館市教委は23日、函館マラソンコースが国際陸上競技連盟(IAAF)から公認コースとして認定されたと発表した。フル(42・195キロ)とハーフ(21・0975キロ)の両方で、大会の国際化や格式向上に弾みが付きそうだ。
フル、ハーフ同時開催2年目となる今年の函館マラソンは7月2日、千代台公園陸上競技場発着で行われ、約8000人がエントリしている。今年で27回目を迎える大会だが、コースがIAAFの公認を受けたのは初めて。
市教委によると、市が申請し、IAAFのA級計測検定員の平塚和則さん(日本陸上競技連盟施設用器具委員長)が5月7日、コースを検定。今月20日に認定された。国内でのIAAF公認コースは約40あり、道内では「北海道マラソン」「サロマ湖100キロウルトラマラソン」の2つが公認済み。市教委は「国際的な認知度が高まり、ランナーからの注目も集まりやすくなる」と喜んでいる。(山崎大和)