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佐々木翔選手 リオ五輪で活躍誓う

 【北斗】リオデジャネイロ五輪バドミントン男子シングルスに出場する佐々木翔選手(33、トナミ運輸)が14日、古里の北斗市入りし、母校の上磯中や北斗市役所を訪れた。生徒らとの交流で英気を養い、健闘を誓った。
 佐々木選手は13日、遠征先のオーストラリアから札幌に入り、高橋はるみ知事を表敬訪問した。16日まで北斗に滞在する。
 上磯中(三觜徳久校長、全校生徒632人)では壮行式が行われた。今回はロンドン五輪(2012年)以来の訪問で、佐々木選手が今年3~4月の遠征で苦しい思いをしていた時に勇気をもらったという、同校吹奏楽部の演奏やバドミントン部員とミニゲームなどを楽しんだ。
 昨年開かれた第63回全日本吹奏楽コンクールの中学の部に出場し、「ルイ・ブージョワーの賛歌による変奏曲」(クロード・トーマス・スミス作曲)で、2年ぶりに最高賞の金賞を受賞した吹奏楽部(部員101人)による「華麗なる舞曲」の演奏が流れる中、拍手を受けて登場。コンクールの音源を大変気に入っていたという佐々木選手の要望に応えて同一作曲家の別曲を用意したという。三觜校長が佐々木選手の略歴などを紹介し、「(リオは)地球の裏側といわれるほど遠い場所だが、感動を与えてくれるプレーを期待して応援したい」とあいさつ。佐々木選手も式を開いてくれたことに感謝を表した。
 また、日本代表の桃田賢斗選手が違法カジノ店での賭博行為が発覚したことで、佐々木選手がリオ五輪代表に繰り上がったことなどを受けて「自分の中に迷いや不安などの葛藤があったが、インターネットで吹奏楽部の澄んだ音色を聞き、悩んでいたものが吹っ切れた」と明かした。その上で、「バドミントンの楽しさをあらためて思い出した。壁や困難はあると思うが、清らかな心があれば乗り越えられる」と語り掛けた。
 その後は、バドミントン部の3人とミニゲームなどを行った。佐々木選手1人対部員2人で対戦する時間も設けられ、強烈なスマッシュが決まると歓声とともに大きな拍手が送られていた。同部の鍋谷遥斗主将(3年)は「スマッシュやロブが早くてさすがオリンピック選手と思った。これから練習を重ねて佐々木選手を超える選手になりたい」と意気込んだ。
 一方、佐々木選手が同校吹奏楽部の生演奏を希望したことから、リオ五輪にちなみ「ブラジル」、北海道からの応援の気持ちを伝えようと「ソーランファンク」と、宇多田ヒカルさんが好きな佐々木選手のために「花束を君に」の3曲を演奏した。和楽器も加わるなど工夫を凝らした音楽の数々に対して佐々木選手は「心の中に染み入った。この気持ちをリオに持って行き、感動を与えられるようなプレーをしたい」と話した。同部の佐藤詩唯奈部長(3年)は「少しでも応援の気持ちが届くように気持ちを込めた。喜んでもらえてうれしい」と笑顔だった。
 最後に生徒会から応援のメッセージと花束などが贈られた。
     ◇
 引き続き北斗市役所で高谷寿峰市長を表敬訪問した佐々木選手は、リオ五輪出場を報告し、市議会の池田達雄議長らから激励を受けた。
 高谷市長は「(五輪出場の)選考過程はいろいろあったが、ロンドンに続いて五輪出場を目指した努力のたまもの。ぜひ、一番輝きの良い色のメダルを狙ってほしい」と言葉を掛け、佐々木選手は「競技人生最後の集大成として挑む」と力を込めた。その後、庁舎前で記念撮影をし、佐々木選手は「北斗は自分の原点がある。皆さんから温かい声援を受けて、ますます頑張ろうと思った」と表情を引き締めた。
 この日の夜は、函館市内で函館地区バドミントン協会が主催した壮行会に出席。約40人の参加者が出場を祝い、エールを送った。15日は上磯小を訪れ、児童と一緒に給食を食べるという。18日は富山県内で公開練習を行い、その後は五輪に向けて本格的な調整に入る。7月30日に日本を出発し、リオへ向かう予定。(小杉貴洋、山崎純一)

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