▼椴法華で漁船船長死亡（１月）
　４日、恵山岬から北北東約７キロの沖合で、えさん漁協椴法華支所所属の刺し網漁船「第五十一　八幸丸」（１０トン）から船長の男性（７１）が溺死体で見つかった。当時の現場海域は曇り、波の高さ１メートルと穏やかで、視界はおおむね良好だった。
　▼福島町汚職、元支店長に有罪判決（１月）
　企業誘致をめぐり便宜を図ってもらおうと、前福島町長の佐藤卓也被告（５４）に現金１００万円を渡したとして贈賄の罪に問われていた、ＩＴ関連会社「ブレーン」松前元支店長の男（６３）の判決公判が７日、函館地裁であり、裁判長は懲役１年、執行猶予３年（求刑懲役１年）の有罪判決を言い渡した。
　▼新幹線訓練中に停電（２月）
　９日未明、青函トンネルで実施した避難訓練で、北海道新幹線Ｈ５系車両（１０両編成）が竜飛定点（青森県外ヶ浜町）発車直後の午前２時５０分ごろ停電、緊急停車するトラブルが起きた。ＪＲ北海道によると、送電の切り替え手順にミスがあったという。停電は約５分間で復旧。新青森駅に予定より約４０分遅れて到着した。
　▼函館富岡の暴走車、被告に懲役９年（２月）
　２０１５年４月、函館市富岡町３の歩道で親子３人を軽乗用車ではね、助けに入った男女にも暴行を加えるなどし、殺人未遂と傷害の罪に問われた函館市神山、無職の男（４４）の裁判員裁判判決公判が１９日、函館地裁であり、裁判長は懲役９年の実刑（求刑懲役１２年）を言い渡した。
　▼ゴンドラ運行トラブル（２月）
　２１日午後７時ごろ、函館山ロープウェイで、運転中のゴンドラが大きく揺れるトラブルがあり、下りで乗っていた台湾人の女性（３８）が転倒して軽傷を負った。命に別状はなく、ほかにけが人はなかった。同社は、安全確認後の２２日午後５時に運転を再開。衝撃で傷ついたゴンドラは点検の結果、運転に支障はなかった。
　▼前福島町長佐藤被告に有罪判決（３月）
　企業誘致の便宜を図ろうとしたとして事前収賄の罪に問われた、前福島町長、佐藤卓也被告（５４）の判決公判が２８日、函館地裁であり、裁判長は懲役１年６カ月、執行猶予５年、追徴金１００万円（求刑・懲役１年６カ月、追徴金１００万円）を言い渡した。
　▼福島町社協元職員９１０万円着服（４月）
　福島町社会福祉協議会で事務経理を担当していた４０代の元男性職員が、少なくとも２００２年から同協議会職員の福利厚生に関わる預かり金計約９１０万円を着服していたことが１日、関係者への取材で分かった。男性は不正を認め、３月３１日付で懲戒免職処分を受けた。その後の調査による判明分なども含めて全額弁済する意向で、協議会は刑事告訴を見送った。
　▼市消防本部職員、危険ドラッグ輸入容疑で懲戒免職（４月）
　指定薬物の危険ドラッグを国際郵便で輸入しようとしたとして、今年１月に関税法違反（指定薬物の輸入禁止）などの疑いで告発され、函館地検に起訴されていた函館市消防本部北消防署亀田本町支署の男性職員（３９）について、同本部は１５日付で懲戒免職処分にした。
　▼新幹線に爆破予告（４月）
　１９日午後０時５３分ごろ、ＪＲ北海道のコールセンター（札幌）に、同０時４４分新函館北斗駅東京行き北海道新幹線「はやぶさ２２号」（１０両編成）に「爆破物を仕掛けた」と男の声で電話があった。はやぶさ２２号は青函トンネルに入る直前で停車、安全確認後の約１時間後に運転を再開した。上り３本に最大９６分の遅れが出て計約１０００人に影響した。
　▼函館若松町で住宅火災、４棟全焼（４月）
　２０日午後９時１０分ごろ、函館市若松町３８の住宅密集地で４棟を全焼、７世帯が被災する火災が発生。けが人はいなかった。翌２１日午前１時３３分に鎮火。函館西署によると、木造一部２階建ての１階から火が出た可能性が高い。近隣の公共施設では避難所を開設し、高齢者や幼児を含む被災者らが一夜を過ごした。
　▼函館西署、自転車７０台盗む男を逮捕（５月）
　函館西署は１７日、函館市末広町、靴販売員の男（４６）を窃盗（自転車盗）の疑いで逮捕した。逮捕容疑は、２０１４年３月２６日午後４時ごろ、市内の男性が同市末広町に施錠して駐輪していたマウンテンバイク（時価５万円相当）１台を盗んだ疑い。同容疑者は高級自転車を約７０台所持していた。
　▼産業道路で車３台衝突（６月）
　２２日午前１時２０分ごろ、函館市西桔梗の道道函館上磯線（産業道路）の交差点付近で、車３台がからむ事故が起きた。函館中央署によると、乗用車１台が横転して炎上、運転席から１人の遺体が見つかった。
　▼森で漁船転覆、男性泳いで陸に（７月）
　８日午前０時半ごろに森漁港を出港した、森漁協所属のホタテ養殖漁船「第５えり丸」が、森町尾白内沖合１キロで転覆した。船長の男性（５３）は自力で岸に泳ぎ着き、船に乗っていた妻（５１）と男性（３７）も近くにいた船に救助されて無事だった。
　▼松前漁船男性死亡（８月）
　松前沖合で行方不明となっていたコンブ漁船の男性（７７）が１１日、松前大島付近の海上でうつ伏せで浮いている状態で見つかり、その後死亡が確認された。男性は８日午前４時ごろに赤神漁港を出て、約２３キロ沖合の松前小島で操業。同８時ごろに帰港しようとした際、エンジントラブルに見舞われて漂流した可能性が高い。
　▼看護師死亡で遺族が道新提訴（８月）
　北海道新聞函館支社で嘱託看護師として勤務していた女性（当時４０）が、同社の男性社員２人からのセクハラが原因で悩み自殺に追い込まれたとして、遺族が２２日、同社と社員２人に計約８５９７万円の損害賠償を求める訴訟を函館地裁に起こした。
　▼七飯大中山中窓ガラス割られる（９月）
　５日午前６時５０分ごろ、七飯町の大中山中学校の１階校舎の４教室で窓ガラス１５枚が割られているのを巡回中の校務補の男性が見つけ、学校を通じて１１０番通報した。けが人はいなかった。
　▼前福島町長上告断念（９月）
　町内への企業誘致に絡み、事前収賄の罪に問われた前福島町長、佐藤卓也被告（５４）は２７日までに、最高裁への上告を断念した。これを受けて、懲役１年６カ月、執行猶予５年、追徴金１００万円とする札幌高裁の判決が確定した。
　▼長万部道央道で車両衝突２人死亡（１０月）
　５日午前３時５５分ごろ、長万部町豊津の道央自動車道で、馬１頭を乗せた輸送車と食品を積んだ大型トラックが正面衝突していると、道央道を通行中のドライバーから１１０番通報があった。双方の運転手の男性２人が死亡、意識不明の男性も６日に死亡した。
　▼函館乃木町アパートで床抜ける（１０月）
　６日午後４時２５分ごろ、函館市乃木町の３階建てアパート２階部分の通路一部の床が抜け落ち、そこにいた函館中央署の署員６人が３メートル下に落ちて重軽傷を負った。いずれも命に別条はなかった。
　▼器物損壊で少年４人を書類送検（１０月）
　函館など３市町で今年３月３０日から４月２１日までの間、車両や住宅の窓ガラスが相次いで壊された事件で、函館中央署は２１日、函館市内に住む１６、１７歳の少年４人を函館地検に書類送致した。被害は３市町で計５１件、総額約３１０万円に上った。
　▼無免許運転の上ノ国町職員免職（１１月）
　１０日に道交法違反（無免許運転）と有印私文書偽造・同行使の疑いで江差署に逮捕された、上ノ国町の男性職員（２４）について、町は２２日付で懲戒免職処分にした。男性は町職員に採用される前から無免許だった。
　▼函館大澗町ひき逃げ男逮捕（１２月）
　函館中央署は８日、函館市豊浦町の無職の男（７７）を、過失運転致傷・道交法違反の疑いで逮捕した。逮捕容疑は７日午後４時半ごろ、同市大澗町の道道函館恵山線の大澗バス停近くで、自宅に帰るため軽トラックを運転中、８０代女性をはねたが、そのまま逃走した疑い。女性は１１日に死亡した。
　▼江差給食問題で元調理員８人は争う姿勢（１２月）
　江差と上ノ国、厚沢部の３町でつくる学校給食組合で、給食費を不正流用したなどとして懲戒免職になった元栄養士の女性が、職場内のいじめや圧力で不正を余議なくされたとして元調理員の女性８人を相手取り、合わせて約３０００万円の損害賠償を求めた民事訴訟の第１回口頭弁論が１４日、函館地裁で行われた。被告の元調理員８人は全面的に争う姿勢を見せた。