辻先輩、頑張れー。パリパラリンピックの陸上競技に出場する函館出身の辻沙絵選手(日体大教、29)のレースを前に、辻選手がハンドボールを始めた小学生チーム「かやげハンドボールクラブ」(高橋英明監督)の選手や指導者が熱心にエールを送っている。
辻選手はリオデジャネイロ、東京、パリと3大会連続で出場。同クラブでは5年生から競技を始めた。2年間辻選手を指導した高田智史コーチ(60)は「負けず嫌いな性格を発揮し、集大成として最高のパフォーマンスで金メダルを」と期待を込める。
大舞台に臨む先輩へ、河島春紀君(函館鍛神小5年)は「金メダルを目指して思い切り走ってほしい」、今井瑛美さん(同)は「誇らしく思う。頑張って走ってほしい」と活躍を願う。
辻選手は400メートル(T47)、4×100メートルユニバーサルリレーの2種目に出場し、リオ以来のメダル獲得に挑戦する。(稲船優香)