【七飯】函館中央署は28日、JR七飯駅前の交差点で、歩行者と運転手が意思疎通を図り交通事故を防止することを目的とした「ハンドサインでストップ運動」を実施した。
同運動は道警が7月から実施している活動で、主に信号機が設置されていない横断歩道で、歩行者が手を挙げて横断歩道を渡ることや運転手が「お先にどうぞ」と手で合図するなどのハンドサインを用いて意思疎通を行い、横断歩道での事故を防止するのが狙い。道南でも小学生の登校時間に合わせた街頭啓発など広報を行っている。
この日は同署員や町などから約20人が参加。同駅前交差点で下校中の学生や駅の利用者、運転手を対象に、ハンドサインのやり方などが書かれたチラシとポケットティッシュ100部を配布した。同署員らが歩行者や運転手に対して「手を挙げて横断歩道を渡って下さい」など交通安全を飛びかけた。
同署の池田裕介交通第一課長は「信号のない横断歩道での事故が多発している。まずは私たちがハンドサインを実行して皆さんに知ってもらう必要がある。今後も啓発活動を続けていきたい」と話している。(中島遼泰郎)