• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 4/26
    函新ウイークリーレビュー
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

函館市が新年度からウニ畜養へ 通年出荷目指し研究

 函館市は2023年度、新たにウニの畜養試験に着手し通年出荷を目指す。キングサーモン(マスノスケ)とコンブの養殖技術研究も継続する。
 書面会議で開いた「市魚類等養殖推進協議会」(会長・嵯峨直恆函館国際水産・海洋都市推進機構長)で、23年度の事業計画案を示した。
 函館近海での漁獲高が減少していることを受け、市は20年、魚類の養殖技術の確立を目指し各漁協や渡島総合振興局、北大大学院水産科学研究院などで組織する協議会を設立した。
 21年度からはキングサーモンの完全養殖技術研究に着手。現在は函館沖に浮沈式のいけすを設置し、サクラマスを使った稚魚の飼育実験を実施。また、国の地方大学・地域産業創生交付金事業を活用し、魚病対策や飼料開発などの事業化研究、海面養殖研究も加え事業化を目指している。
 22年度からは、将来にわたって持続的にコンブ養殖漁業を維持していくため養殖の確立を目指し、北大大学院水産科学研究院を中心に、道総研函館水試など市内の学術研究機関などが連携し研究に取り組んでいる。
 23年度から実施を予定しているウニの畜養研究は、函館・近郊に生息する成育不漁のムラサキウニや、バフンウニに飼料を与え飼育することで、実入りなどの品質を高め販売価格の向上を目指す。初年度は、函館沖で捕獲した天然のウニを、陸上と海上で配合飼料や天然飼料を与え畜養し、実入り状況などを調査する。陸上試験は市ウニ種苗センター(戸井、えさん漁協)、海中試験は函館沖合のコンブ養殖施設海域または漁港内水域で実施する。
 市農林水産部水産課は「水産物の養殖事業は、函館の漁業にとって重要な事業。まずはキングサーモン、コンブ、ウニを軸に関係機関と連携し事業化を目指しながら、さらにアワビなど多様な品種も視野に入れていきたい」としている。(小川俊之)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 五島軒、新業態のカフェ27日に営業開始 本店1階ロビー アフタヌーンティーなど
      2. 公用車で物損事故、職員を懲戒処分 函館市
      3. 愛犬と楽しむ道の駅に みそぎの郷きこないにドッグラン完成
      4. 開幕戦は函水―函西 春季高校野球、組み合わせ決まる
      5. 函大谷が団体戦優勝 個人戦3階級V 柔道・高体連春季大会
      6. コース・会場を視察 アイアンマン運営WTC関係者来日
      7. 未来大職員募集 5月31日まで
      8. 無事故無違反で賞品ゲット セーフティラリー5月1日から受け付け
      9. 遺愛6連覇、函工4連覇 バドミントン高体連春季大会
      10. 大泉市長「実現に向け検討」 新幹線函館駅乗り入れ 市議に初めて直接説明

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      4月27日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト