七飯町花卉(かき)生産出荷組合(粟田修一組合長)は8日、「フラワーバレンタイン」をPRするため渡島総合振興局に七飯産のラナンキュラスとアルストロメリアをアレンジした花束30個を贈った。農務課が受け取り、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、最前線で対応に当たる渡島保健所の職員に届ける。
「フラワーバレンタイン」は男性から女性に花を贈る習慣を作ろうと、2011年から全国9000の花店が参画し始まった運動。同組合は8、10の2日間でJA新はこだての7基幹支店の女性職員175人をはじめ、七飯町役場、渡島総合振興局、渡島農業改良普及センター、ホクレン函館支所に計320束を贈る計画。コロナ禍で低迷する切り花の需要を喚起する狙いもある。振興局へ贈呈するのは今回が初めて。
この日は、JA七飯基幹支店の菊谷文則営農センター長ら職員6人が振興局を訪れ、農務課の女性職員4人に花束を手渡した。同支店の白石英帝人花卉課長が「コロナ禍で元気がない日本を女性の笑顔で元気にしたい。地道な活動を続け、花の消費拡大につなげたい」と話した。
振興局農務課の和泉雅也課長は「フラワーバレンタインをきっかけに大切な人に花で感謝を伝えてほしい」と笑顔を見せていた。(山崎大和)