【北斗】若手農業者が活動や研究の成果を発表する「渡島青年農業者実績発表大会」(渡島総合振興局、渡島4Hクラブ連絡協議会主催)が12日、北斗市農業振興センターで開かれた。プロジェクト発表に5人が立ち、七飯町の長ネギをPRする取り組みを紹介した同町4Hクラブの山本翔さんが最優秀賞に選ばれた。
山本さんの発表では、同クラブと函館短大付設調理製菓専門学校、町内の菓子メーカー・天狗堂宝船と連携し、七飯町のブランドネギ「北の匠」を使った「七飯のなぎだれ」の商品化を進めていることを紹介。
8月に町内で開かれた畜産PRイベントで振る舞ったところ「多くの人に好評だったことを受け、来年春に家庭用規格を道の駅で販売することが決まった」とした。たれの味について「誰でも食べられるよう、甘味をベースにアクセントに少しだけ辛み成分を混ぜている。来年のゴールデンウイーク前には商品化できると聞いているので、応援してほしい」と呼び掛けた。
山本さんのほか、プロジェクト発表で優秀賞に輝いたやくも4Hクラブの舟田圭佑さん、知内町4Hクラブの手塚和宏さん、アグリメッセージで最優秀賞をつかんだ同クラブの長内慶太さんの4人は、来年1月に札幌市で開かれる道青年農業者会議に出場する。(野口賢清)