生鮮スルメイカ取扱量が前年分上回る 市水産物卸売市場

 今季の道南スルメイカ漁は漁期を1カ月ほど残し、函館市水産物地方卸売市場の生鮮スルメイカ取扱量は20日現在、1617トンと2005年以降最低だった昨年度を124トン上回った。ただ、15年度の2314トンには届かないとみられる。
 市農林水産部によると、20日現在の生鮮スルメイカの1キロ当たりの単価は647円。取扱金額は10憶4655万円。16年度の取扱金額は11憶6287万円で、1キロ当たりの単価は779円だった。
 今季は8月下旬から10月にかけて、漁況がわずかに回復。特に10月は474トンと前年同月と比べ約3倍の水揚げがあった。
 昨年度は上回ったが、低水準に変わりはなく、函館魚市場の平松伸孝次長は「昨年を上回ったのは喜ばしいが、増えた気は全くしない。1月も期待できない」と言葉を濁す。中島廉売の鮮魚販売店「紺地鮮魚」の紺地慶一代表も「増えた実感はない。苦しい状況は変わらない」と話す。
 道総研函館水試の漁況予測によると、1月に入っても漁獲増は見込めず、前年並みに推移するとみられている。同水試の澤村正幸研究主査は、取扱量が前年を上回った理由について、「8~10月に道南近海で局地的に取れたのが幸いした」としながら、「これが来年以降も同じく続くとは決して言えない」としている。(野口賢清)

      一次産業

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