水産研究・教育機構は22日、10~12月の太平洋におけるスルメイカの長期漁況予報を発表した。予報では津軽海峡~道南太平洋海域(いか釣り、定置網)の来遊量について「前年を下回る」とし、魚体サイズについては「前年並み」とした。
太平洋スルメイカ長期漁況予報は、関係試験研究機関による資源調査結果等を踏まえ、同機構北海道区水産研究所が取りまとめたもの。
同機構では、津軽海峡~道南太平洋海域について、漁場一斉調査の結果でCPUE(いか釣り機1台1時間当たり漁獲尾数)で前年を下回ったこと、浦河港での8月の水揚げ量が前年を下回ったことに加え、道東太平洋海域から南下する群についても来遊量の減少が予測されていることから来遊量について減少と予測した。(大谷健人)