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輸入イカ共同調達支援へ 函館市が検討

 函館市は、スルメイカの不漁長期化に伴うイカ加工業者への緊急支援策をめぐり、業界団体の輸入イカ共同調達にかかる経費の一部を補助する方向で検討に入った。個々の取引ではなく、組合員企業に満遍なくイカを行き渡らせ、原料を安定確保することにより経営難を回避する狙いだ。9月定例市議会の補正予算に関連経費を計上し、輸入枠の追加に素早く対応する。
 歴史的な不漁だった昨季に続き、今季もイカの大不漁が続いており、加工業者は原料不足、価格高騰に苦しんでいる。昨年度のイカ輸入限度量は7万4950トンで、国内の不漁による供給不足を受け、昨年12月に1万9000トンを追加輸入したが、正月前の需要期には対応できなかった。
 函館の業界団体は昨年度、追加枠の割り当て1015トンのうち、中国、韓国産600トンを共同調達した。しかし、輸入イカは通常期だと1キロ200円~300円なのに対し、昨年度は外国産も引き合いが強まって調達価格が高騰、1キロ500円~600円と倍程度に跳ね上がった。
 市経済部は「輸入イカも価格が高騰しており、購入にかかる経費に対して補助金を出せないか検討している」とする。工藤寿樹市長も25日の定例会見で「金融支援だけでは厳しい。補正予算で緊急的に手当てしたい」と表明。あらゆる経営支援を検討した結果、共同調達への支援が最も可能性が高いとの考えを示した。予算規模は未定で、今後財務部と協議して決める。
 市農林水産部によると、市水産物地方卸売市場での生鮮スルメイカ取扱量は、6月1日~7月20日の合計で前年比58%減の170トン。1キロ平均単価は同240円高い753円。今季も数量は昨季を下回るペースで推移しており、予断を許さない。
 市は国に対し輸入追加枠の早期発給を要望しており、業界団体の関係者は「今年は9月にも、追加枠の数量が決まるのではないか」と見通した上で「単価高に対応した市の支援策は非常にありがたい」と歓迎している。(山崎大和)










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