【乙部】１０本を目標に町の公式ホームページ（ＨＰ）で公開中の乙部ＰＲ動画の撮影が順調に進んでいる。すでに５本が公開されて評判は上々。地元中学生がマイクを握り、町内の主婦や観光客らにインタビューするなど取材現場は真剣そのもの。まちを挙げた情報発信の強化とともに、町民が古里に対する誇りを深めるきっかけになっている。
ＰＲ動画は、今春若手の町職員からアイデアが寄せられ、夏から本格的に取材を重ねている。小型無人機・ドローンを活用した空撮ではダイナミックな自然が楽しめるほか、町民ならではのおすすめスポットも満載だ。
これまでの題材は、海のプールや夏祭りの熱気、女子２人旅のほか、ポケモンＧＯに先立って独自につくったスマートフォンアプリゲーム「オトベンチャー」など。
秋分の日に行われた縁桂フェスでは、乙部中学校３年の牛谷内幹太君（１４）と増川美貴さん（１４）が取材マイクを握った。散策する親子連れに声を掛けて話を聞いたり、昼食時は無料で振る舞われたサンマの塩焼きを食べる場面では男性客から「ほら食べてカメラに感想を言ってごらん」と促されるなど終始和やかな雰囲気の中で撮影が行われた。
牛谷内君と増川さんは「インタビューは難しかったけれど、多くの人が乙部の良さを話してくれたのがうれしい。動画で、もっと多くの人に乙部のことを知ってもらいたい」と話していた。（田中陽介）
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