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縄文学習、デジタル教材で 函館市教委、小学生向けに作成

 函館市教委は、世界文化遺産の市内の縄文遺跡を学ぶ小学生向けのウェブコンテンツ「はこだて縄文学習デジタルブック」を作成し、今月からインターネット上で公開している。土器や土偶を360度回転させて観察できるほか、遺跡の空撮映像、CGで作成した竪穴住居内部の様子など多彩に掲載。縄文学習の一環で活用し、子どもたちのより深い理解につなげる狙いだ。
 垣ノ島遺跡では昨年7月、位置情報を通じ、縄文の暮らしや発掘現場に触れるデジタルコンテンツを導入。市教委では同コンテンツの素材を活用し、位置情報機能がない市内小学校の児童が利用するタブレット端末でも閲覧できるコンテンツとしてデジタルブックの作成を企画。同遺跡のコンテンツと同じく、NTT東日本・凸版印刷のグループが制作した。
 デジタルブックは、事前学習、現地見学、振り返り学習の3つで構成。「事前学習」では垣ノ島、大船の2遺跡が「北海道・北東北の縄文遺跡群」として2021年に世界遺産に登録されたことや縄文時代の生活を紹介しているほか、360度さまざまな方向から縄文土器、青竜刀形石器、中空土偶といった出土品が観察できるページもある。
 例えば、縄文土器は、画面上でズームすると特徴的な縄の文様や煮炊きに使った際の焦げ目など細部まで確認できる。ページは3D動画で撮影した素材を基に作られており、デジタルアーカイブなどを専門とする公立はこだて未来大の川嶋稔夫特命教授の協力で作成した。
 このほか、ドローン撮影で空から見た2遺跡の映像もあり、遺跡の特徴を捉えて現地見学の下準備に生かすことができる。「振り返り学習」は見学での経験を基にクイズに挑戦し、さらに知識を深められる。
 2020年度から、市内の小学3年生では、地域を学ぶ授業の一環で2遺跡や縄文文化交流センターを巡る縄文学習を実施。市教委の木村元子文化財課長は「デジタルブックを通じ、縄文文化や遺跡に関して深く知り興味を持ってほしい。授業のほか、修学旅行などで遺跡を訪れる市外の子どもたちにも利用してもらいたい」と話している。(飯尾遼太)










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