スマートフォン向け位置情報ゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」を米国のベンチャー企業と共同開発した「ポケモン」(東京都港区、石原恒和社長)は16日から「日本の坂をGOしようキャンペーン」を始める。第一弾は函館市元町の基坂が舞台で、俳優の高畑充希さんが出演するテレビCMを同日から全国で放映する。
同キャンペーンは、誰もが一度は登ったことのある坂にスポットを当て、「ポケモンGO」を通じて外を歩く魅力や高揚感をプレイヤーに伝える。
CMは、高畑さんが基坂を実際に歩きながら、任天堂の人気キャラクター「ポケモン」たちを探しながら、「なまら疲れて、なまら気持ちいい坂でした」という北海道の方言を交えたセリフを言う。途中、カビゴンやマダツボミなどの“ポケモン”も登場し、実際に探し歩いている気分を味わえる。来年1月3日まで放映される。
また、同日から来年3月12日まで、元町公園近くの「ペリー広場」にゲーム中に現れる、ポケモンを捕まえるために必要なアイテムなどを手に入れることができる、高さ約4メートルの“リアル”「ポケストップ」を設置。周辺でプレイすると、CMに登場する5体のポケモンたちが出現しやすくなるゲーム内連動イベントも行う(同1月3日まで)。
放映にあたり、出演する高畑さんは「函館でのポケモンGO体験とともに、異国情緒あふれる函館の魅力をご堪能いただければ幸いです」とコメントを寄せた。
同キャンペーンPR事務局は「(プレイ時は)携帯電話の利用マナーと周囲への配慮にご協力ください」と呼び掛けている。(長内宏人)