道警函館方面本部(小笠原和美本部長)は15日、同本部の女性警察官による警官採用プロジェクトチーム「SKP(採用・拡大・プロジェクト)はこ女(じょ)」を立ち上げた。小笠原本部長がメンバーに指定書を手渡して激励した。
女性警官ならではの経験や発想を警官採用募集活動に生かそうと、小笠原本部長が発案。同本部の女性警官12人が連携して対応、印象に残るチーム名もメンバーで考えた。
指定書の交付は、メンバーの活動に対する意識付けの強化で、小笠原本部長は「優秀かつ多様な人材を採用することが重要。男女問わず、警察官のやりがいや仕事の魅力を広く若い人たちに発信してほしい。女性の受験者が抱える疑問や不安の解消に向けて、生の声を含めて当事者の立場から情報発信をしてもらいたい」とした。
チームリーダーで同本部生活安全課の竹中裕美警部補(39)は「一人でも多くの人が警察という仕事に興味を持ってもらえる活動をしていきたい」と話した。同本部によると、警官の受験者数は昨年まで減少傾向にあったが、今年は盛り返しつつあるという。(田中陽介)