【北斗】北斗市トマト共同選別施設(中野通)で、特産トマトの出荷作業が行われている。今年は昨年より2日早い5月23日に稼働し、11月20日ごろまで続く。形が良く、うま味を凝縮した「函館育ち」のトマトを全国に届けている。
JA新はこだて大野基幹支店によると、今年は昨年を上回る出荷量3900トン、販売高12億円を目標にしている。同支店では金額トップの品目だ。市野菜生産出荷組合とまと部会(宗山幸夫部会長)の112戸を中心に、知内や七飯の生産者の分も受け入れ、一元的に選果している。
2台の選果機で、現在は約50人のパート従業員が品質を厳しくチェックし箱詰め。品種は促成トマト「りんか」で、日量3500ケース(1ケース4キロ入り)を出荷している。7月中旬から夏秋トマト「れいか」も登場する。ピークは例年だと6月下旬、7月中旬、9月中旬の3回あり、1日1万ケースを超す出荷が続く。
同支店生産施設課の佐藤圭さん(32)は「今年は小玉傾向だが、品質は良好。『イエス!クリーン』に登録されており、全国の皆さんに北斗のトマトを食べてほしい」と話している。(山崎大和)