南北海道外洋帆走協会(河村隆平会長)が運営する「函館ジュニア・セーリングスクール」が10日、開講した。受講生徒は現段階ではいないが、函館市大町の活動拠点で開講式を開き、海上への若き挑戦者を待ち望んでいる。
2011年ごろから休止状態だった函館ジュニアセーリング倶楽部を同協会が受け継ぎ、新たなスクールとして再建。今年度の定期総会でスクール事業が承認された。
開講式には、協会の関係者ら約30人が出席。校長を務める亀谷雄朗理事長が「多くの尽力があり、開講を迎えた。皆さんと協力しながら活動をしていきたい」とあいさつ。お茶で乾杯し、スクールの船出を祝った。
同倶楽部の代表だった井ケ田嗣治さんは「休止状態であっても子どもたちがヨットを学べる環境だけは守り続けてきた。協会として倶楽部を受け継いでいただき感謝しています」と話した。
予定した親子向けのヨット試乗会は悪天候のため延期した。現在、小学3年生~中学3年生を対象に受講生を募集中。定員10人。受講料8000円(年間)。申し込みは同協会ホームページ(https://shorc.club/junior.html)。問い合わせは事務局(0138・22・4895)へ。(鈴木 潤)