北海道付近に湿った空気が入り大気の状態が不安定となった影響で、15日の道南は渡島地方を中心に断続的に雨となり、午後から夕方にかけて強い雨となった。この影響で函館市や北斗市で道路が冠水したほか、同市市渡では土砂災害の危険性があるため、避難準備と高齢者等避難開始を発令し、一時1世帯3人が市渡会館に避難した。このほか道南いさり火鉄道の一部列車が運休した。
気象庁の速報値によると、北斗市本町では午後3時40分ごろからの1時間で22ミリの強い雨を観測したほか、12日午前6時からの降り始めから15日午後7時までの雨量は、福島町千軒132・5ミリ、知内115・5ミリ、函館市美原91・0ミリ、北斗市本町90・0ミリなどを観測した。
強い雨が続いた影響で、函館港幹線臨港道路湾岸線(函館市豊川町-北斗市七重浜)では、函館市港町や北斗市七重浜の一部で同後5時半ごろから道路が冠水し、消防車が出動した。