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「姥神大神宮渡御祭」中止 戦後2回目

 【江差】道内最古とされ、370年以上続く江差町最大の祭り「姥神大神宮渡御祭」(8月9~11日)の中止が18日、決まった。新型コロナウイルス感染拡大防止のためで、姥神大神宮祭典協賛実行委の打越東亜夫会長は「苦渋の決断」と肩を落とした。同祭の中止は戦時中を除くと、北海道南西沖地震が発生した1993(平成5)年に続き、戦後2回目となる。
 同祭は、かつて「江差の5月は江戸にもない」といわれた当時の英華をほうふつとさせる伝統ある祭りで、昨年3月には道無形民俗文化財にも指定。御輿渡御に続いて13基の山車(やま)が町を練り歩き、昨年は約5万8000人が来場した。
 同実行委は11日、今年度の第1回理事会を開催。新型コロナ感染拡大の影響を受け全国に緊急事態宣言が発令され、北海道は依然として緊急事態措置をとるべき区域となっていることから、感染拡大防止の観点から中止の方針を決定。その後、総会関係者へ書面で開催可否についての意見を募集していたが、これまでに大多数から中止に賛同する意見を得られたとして18日に再度理事会を開き、正式に中止を決めた。
 自身も5歳から同祭に参加してきたという打越会長は「地域経済に与える影響も大きく、苦渋の決断だった。渡御祭には町外からの参加支援も多くあり、開催するとなると町内外との人の移動が起こり、感染が拡大する恐れがある。残念ではあるが、町民や関係者の健康と安全を守るためには中止の決断をしなければならない」と語った。
 山車の人形をつくる人形師でもある江差観光コンベンション協会の西海谷望会長は「江差町の観光としては大きな打撃ではあるが、今の社会情勢からすると適切な判断だと思う。終息後の観光に力を入れていきたい」と話した。
 13基の山車の巡行に関する業務をまとめる同委員会山車部の前川敏雄部長は「こういうときだから自粛しなければ。今年は中止だけど、来年は2年分盛大にしたい」と前を向いた。(入江智一)










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