堀の周囲を2000個の電球で彩るイベント「五稜星の夢(ほしのゆめ)」が1日、五稜郭跡で始まった。今年で30回の節目となり、師走の五稜郭公園を温かな光で包んだ。
実行委(宮下俊雄委員長)の主催。1989年から冬の風物詩として定着している。
午後5時の初点灯で、暗闇の空間に光で星型が浮かび上がると、五稜郭タワーの展望台を訪れた人たちから一斉に歓声が上がった。例年と比べ300発多い約400発の花火も上がり、節目に花を添えた。
東京から夫と旅行中の谷村和代さん(62)は「素晴らしいの一言。間近で函館ならではのイルミネーションと花火が見られて大満足です」と笑顔を見せた。
ライトアップは来年2月29日までの毎日午後5時~同8時(2月10日以降は同5時半から点灯)。同タワーアトリウムでは30回記念のパネル展を8日までと来年2月下旬に行う。(山田大輔)