12月1日開幕の「はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)を前に、電飾を付けた巨大クリスマスツリーが28日、金森赤レンガ倉庫前の海上に到着した。
高さ約20メートルのツリーは、函館市の姉妹都市、カナダ・ハリファクス市から寄贈されたもみの木を使用。乾燥で葉の状態が悪く、道南産のトドマツで補修した上で、北浜町の北埠頭(ふとう)で約15万個の電球を取り付けた。
台船に乗せられたツリーは作業船2隻に引っ張られ、北埠頭を出発。午前9時ごろに倉庫前に到着し、作業員約20人が固定していた。
開幕初日の1日午後5時45分から、オープニングセレモニーを開催。日本航空の客室乗務員による「JALベルスター」がベル演奏で開幕を飾り、在日カナダ大使館の首席公使らがツリーに点灯する。
25日まで午後4時半~午後5時45分、午後6時~翌午前0時に点灯。来場者の体を温める「スープバー」も開店し、15種類のスープを1杯600円で販売する。抽選券付きの前売り券(2杯分、1000円)は30日まで、JR函館駅と元町公園内の観光案内所、函館商工会議所で販売する。(深津慶太)