函館地方気象台によると、台風25号から変わった温帯低気圧は7日、暴風を伴い速い速度で北海道付近を通過する見込み。渡島の東部と西部の海上では、同日昼前まで暴風に警戒が必要。また、渡島・桧山地方は大雨や高波に注意が必要としている。
7日に渡島東部・西部で予想される最大瞬間風速は海上で35メートル。同じく予想される波の高さは5メートルでうねりを伴う。渡島・桧山で7日に予想される雨量は午後6時までの1時間最大で40ミリ、6日午後6時から7日午後6時までの24時間で100ミリ。
大雨は昼前まで続く見込みで、低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に十分な注意が必要。また、高波、強風や落雷、突風、ひょうにも注意を呼び掛けている。
函館市は6日午後3時から16カ所に避難所を開設し、9カ所に17世帯20人(午後10時現在)が避難した。函館港小学校でも市職員が集まり、体育用マットの上に毛布を敷き、飲料水や非常食を用意し避難者を迎える準備を整えた。(山崎純一、小杉貴洋)