函館市企業局交通部は25日、花電車の運行を開始した。まちの熱気が最高潮に達する「開港159周年函館港まつり」(8月1~5日)に彩りを添え、5日まで華やかな車両が市内を駆け抜ける。
花電車は3両体制。黒船や海などがモチーフで、港まつりに欠かせない「函館港おどり」などの曲を流し、法被姿の運転士が走らせる。
大正時代に慶事に運行された花電車は現在、函館に夏本番を告げる風物詩となっている。本町で客待ちをしていたタクシー運転手(58)は、花電車を見ながら「いよいよこの季節が来たという気分でわくわくするね」と笑顔で話した。
運行時刻は日によって異なり、雨天時は運休。港まつり期間は、市電全線を200円均一で運行。1~3日、5日は臨時ダイヤとなる。問い合わせは同部事業課(0138・52・1273)へ。(山田大輔)