道内で最も古い歴史を持つ「函館ゴルフ倶楽部」(見晴町58)の監事を務める稲垣孝行さん(76)=西旭岡町=が、5月に生涯3回目のホールインワンを達成した。いずれも同ゴルフ場での記録で、所属するサンデー会(平野明彦会長)の月例会に合わせて18日、記念コンペが開かれ、仲間たちから祝福を受けた。
ホールインワンは一般的に、3000ラウンドして1回達成できるかどうかの確率とも言われる。40歳でゴルフを始めたという稲垣さんは、13年4月、15年4月にもホールインワンを達成。今年5月7日の記録は初回時と同じ、同ゴルフ場の16番ホール。ティーグラウンドからグリーンが見えない打ち上げホールで、稲垣さんは「いいスイングができたので、ニアピンの手応えはあった」と振り返る。
記念コンペには22人が出場。稲垣さん自身も6位でラウンドを終えた。実行委員長を務めた住田功一さんは「5年で3回のホールインワンは強運の上に超幸運がなければできない。こういう機会に立ち会えることも貴重なこと」とあいさつ。稲垣さんには達成時のボールを使った記念の盾などが贈られた。
稲垣さんは「気の合う仲間としゃべりながらプレーができる最高のスポーツ。ゴルフ場の大会で優勝することと、85歳まで続けていきたい」と、今後の目標を話していた。(今井正一)