日本航空(JAL)の客室乗務員でつくるハンドベル隊「JALベルスター」の函館地区演奏会が4日、金森洋物館で開かれた。結成30周年を迎え、新たに初の男性メンバーも加わるなど、より魅力的な音色に立ち寄る観光客や市民らが魅了されていた。
JALベルスターは1995年結成。例年クリスマスシーズンに合わせて活動している。30周年となる今年、道内では、函館での演奏会を皮切りに、札幌、帯広を回る。
函館での演奏会は、午前と午後の2回。「サンタが街にやってくる」「恋人たちのクリスマス」など、クリスマスソングを交えながら、メンバー8人が15曲を披露した。息の合った演奏と透き通った音色が会場を包み込み、クリスマス気分を盛り上げた。
JALベルスターのメンバーは「クリスマスという特別な季節。皆様の心に響き幸せあふれるものとなりますように」と話した。初の男性メンバーとなった中尾純也さん(25)は「タイミングが難しい。緊張したがとても良かった」と振り返った。
東京から観光できた60代の女性は「旅の途中ですてきな音に出会えた。とてもいい思い出になった」と笑顔で話した。(横山蔵利)



