ハパグロイド・クルーズ(ドイツ)のクルーズ客船「ハンセアティック・ネイチャー」(1万5651トン)が24日、函館港若松埠頭(ふとう)に初入港した。
マルタ船籍で全長約140メートル。極地やアマゾンのクルーズにも対応し、ハパグロイド社の中ではラグジュアリークラスの客船。
午前7時半ごろ、若松埠頭に着岸し、海外をメインとした乗客196人が続々と降り立った。函館クルーズターミナルを通じてバスに乗り込み、周辺観光へ向かった。
ターミナル内では、道南の観光業関係者でつくる異業種会・箱館会のメンバーが「ようこそ函館」などと書かれた横断幕を手に歓迎。セレモニーでは同船に対し、初寄港を記念する盾などを贈った。
船は韓国発苫小牧着の14日間の東アジアツアーで今月12日に韓国・仁川を出発。釜山、広島、金沢、秋田などを経由し、函館に寄港した。24日は午後4時ごろ離岸し、苫小牧に向けて出港。苫小牧で折り返し、26日にも函館に入港する。(飯尾遼太)