函館市と道警函館方面本部は11日、函館市港町1の市道で歩行者や自転車の安全を確保することを目的に、車の最高時速30キロに制限する「ゾーン30」を市内で初めて開始した
ゾーン30とは、生活道路や通学路などがある区域内で車の速度を抑制し、交通事故を防止する対策今回は約300メートルの歩道が新設されほか、看板や路面標識標示「ゾーン30」が設けられた
同日、国道227号の港町会館交差点前では街頭啓発が行われ、函館西署や港町会、函館港小学校など7機関から約50人が参加した同小の児童6人が「ゾーン30交通安全」と書かれたプラカード持って沿道に並んだほか、参加者たちは旗の波作戦を行い、ドライバーや地域住民に規制開始の周知を図った
同小6年の小笠原孟德(たけと)君は「みんなに安全運転を心掛けてもらって、交通事故が減ってほしい」と願い、同署の宿村浩司交通課長「ゾーン30という言葉を知ってもらい、通学する児童らに細心の注意を払って通行してください」と呼び掛けている
12日は五稜郭町でゾーン30の開始に伴う街頭啓発を行う予定(能代俊貴)