第54回全国自治体病院学会(全国自治体病院協議会、全国自治体病院開設者協議会主催)が8、9の両日、函館アリーナ(以上湯川町1)などで開かれる函館では初めての開催で、道内では2007年以来8年ぶり医療にかかわる講演会やシンポジウムのほか、9日には一般市民向けに、2010年にノーベル化学賞を受賞した北大名誉教授の鈴木章氏らの講演会も予定されている
同アリーナでの大規模コンベンションの開催は初めて全国各地の自治体病院の専門職ら約3000人が参加、「地域を支える自治体病院~超高齢社会に向けて住民と共に歩む~」を学会テーマに、医療従事者が果たすべき役割や将来像など議論を深める市立函館病院が事務局を担い、木村純院長が学会長を務める
函館アリーナのほかに市民会館(湯川町1)、花びしホテル(同)も会場となり、2日間でシンポジウム2題、10の専門分科会を開催するほか、アリーナでは一般演題発表(ポスターセッション)も繰り広げられる
9日は午後2時15分から市民会館で市民公開講座を開催し、鈴木氏と旭山動物園園長の坂東元氏が講演する聴講無料
木村院長は「オール北海道で準備を進めてきた学会を通してこれからの自治体病院の在り方について議論が深まれば」と話している(鈴木潤)