創立45年を迎えた函館MB混声合唱団(伊藤喜久雄理事長)は10月12日午後2時から、函館市民会館(湯川町1)の大ホールで記念演奏会(函館新聞社など後援)を開く中学生から85歳までの団員50人に、公募の市民ら特別団員を加えた計105人が出演世界三大レクイエムの一つ、モーツァルトの「レクイエムKV626」などを奏でる
第1ステージでは、常任指揮者大村義美さん、ピアノ畑中佳子さんで「混声合唱曲集『秋の女よ』より『ピアノ伴奏による5つのうた』」(大中恩作曲)をMB合唱団の団員が披露第2ステージでは、元札幌交響楽団指揮者の末広誠さんがレクイエムのタクトを振る
レクイエムは、死者を追悼するためのミサ曲モーツァルトが35歳で他界する直前まで筆を執ったことで知られるMB合唱団は1994、98年と2回演奏しており、今回が3回目のお披露目となる
今年1月から、函館のヴォーカルグループ「アンサンブル・ノイン」の代表畑中一映(かずてる)さんの指導で練習に励み、うち3回は末広さんを招いてリハーサルを行った今回共演する函館市民オーケストラ(村本淳一団長)と共に、荘厳なハーモニーの仕上げに余念がない
創立当時からのメンバーでもある伊藤理事長(75)は「レクイエムは、MB合唱団を創立した故・石見普二男さんが愛した、節目にふさわしい大曲一生懸命歌い、函館を元気にしたい」と意気込んでいる
チケットは前売り1500円、当日2000円高校生以下無料前売りで完売した場合、当日券はない市民会館、市芸術ホール、松柏堂プレイガイド各店、河合楽器製作所函館店で取り扱っている問い合わせは菱谷(ひしや)さん(TEL0138・52・7456)へ(稲船優香)