函館酪農公社(函館市中野町、柴田満雄社長)はこのほど、七飯町産生乳を100%使用した新商品「MARIAGE(マリアージュ)はこだてわいん入りプレミアムチーズ」を発売したはこだてわいん(七飯町上藤城、尾山政美社長)との初コラボレーション商品で、来年3月の北海道新幹線開業を見据え、七飯町の特産品として売り込む狙いだ
今年1月に同町の中宮安一町長から、特産品開発の依頼を受けた同社が、原料の生産元を「北海道七飯町の牧場限定」としたチーズの製造に着手同社によると、同町の乳牛はタンパク質の含有量が多く、チーズに適した生乳を生産するという
同社とはこだてわいんは、以前にも新商品開発を目指して協議していた経緯があり、今回初めて商品化が実現した
新商品の製造をめぐっては、同社と契約を結ぶ同町の酪農家18軒と何度も話し合いを重ねたというマリアージュというネーミングには、「飲み物と料理の組み合わせが良い」という意味があり、酪農家のメンバー自らが考案した
新商品は、3カ月間熟成したマリボーチーズ2種に、赤ワインのキャンベル・アーリーと白ワインのナイアガラをそれぞれブレンド函館酪農公社製造部酪農課の駒井貞二課長は「ワインやパンに合うのはもちろん、紅茶と一緒に楽しむこともできる」とPRする
赤と白のワインをブレンドした2種のチーズ各100グラム入りで、1箱2000円同社売店のほか、今月中に函館空港などでも取り扱う予定問い合わせは同社(?0138・58・4460)へ(山田大輔)