函館五稜郭病院(函館市五稜郭町38、老松寛院長)はこのほど、日本人間ドック学会(東京)と日本病院会(同)による「人間ドック健診施設機能評価」の認定を受けた施設側の希望に基づき、運営体制や設備の充実度などを評価、品質保証する制度で、道南の病院として初めて認定された道内では13カ所目
同制度は2004年に始まり、年間の人間ドック受診者が500人以上の病院を対象に実施同院は数年前からドック関連の施設が入る院内の「健康管理センター」に関して、受診者のニーズに対応していこうと設備や運営の見直しを進めており、昨年7月の病院改築に合わせて、センターもあらためて整備した
特に受診者のプライバシーに配慮し、女性用の待合室を新たに設けたほか、保健指導室や診察室を完全個室化に改めた検査室では周囲に検査値などが分からないよう工夫したこれらの取り組みを踏まえて昨年8月に申請し、計104項目の審査を経て6月に認定された
審査の講評では、受診者の満足と安心に努めている点や受診しやすい仕組みづくりに取り組んでいる点、さらに保健師5人が人間ドック情報管理指導士(人間ドックアドバイザー)を取得し、受診者に適切な指導を行っている点などが評価された
健康管理センター長を務める森裕二副院長は「スタートに立ったという意識さらに質の向上に努めていきたい」と力を込め、老松院長も「市民に信頼される施設でありたい」と話している(鈴木潤)