函館地域産業振興財団(松本栄一理事長)と函館市などによる創業バックアップ助成金の決定通知書交付式が7日、市産業支援センター(桔梗町)で行われた本年度は15件の応募があり、審査の結果、2社2個人が採択された
同助成金は、地域の起業支援を目的に昨年度、同財団と同市が創設本年度は地域全体で創業を後押ししようと、北斗市と七飯町にも参加を呼び掛け、枠組みを拡大した
採択企業は、伝統工芸品の水引細工を用いて葬儀用品の製造、販売を手掛ける「水引アート工房清雅舎」(今泉香織代表)と「NsR訪問看護ステーションひなた」(金子亮平代表)
個人では、アクセサリー制作、販売の遠山陽太郎さん、エゾシカ肉を用いたロシア風焼きピロシキなどを提供する「まるたま小屋」(元町)の北見伸子さんが採択された助成額は北見さんが200万円で、他の採択者は100万円
交付式を終え、今泉代表は「技術者の育成を図りながら水引細工を函館の伝統産業として根付かせ、地域のために力を尽くしたい」と」と抱負を述べた(山田大輔)