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消防職員襲った個体と同一 クマの首に刺し傷 大千軒岳現地調査

 【福島】2日に福島町の大千軒岳(1027メートル)の山中で、クマに襲われたとみられる男子大学生(22)の遺体が見つかった事故を受け、道と道立総合研究機構(道総研)などは9日、現地調査をした。遺体の近くで発見されたクマの死骸を調べ、刺し傷を確認。付近では10月31日、地元の消防職員3人がクマに襲われた際にナイフで反撃していたことから、同一の個体と判断した。
 事故で亡くなったのは、北大水産学部海洋生物科学科4年、屋名池奏人さん。
一人で同岳に登山に入った。調査には道と道総研の職員、松前署員、ハンターのほか、クマにナイフで応戦した消防職員も参加。総勢15人で行い、現場の状況を確認した。
 現場近くに残されたクマの死骸の刺し傷の深さや状態を調べたほか、歯や大腿(だいたい)骨、体毛などを採取した。
 調査によると、クマは体長1メートル25センチの雄。首元と目にはナイフで刺されたとみられる傷があり、そのうち首の刺し傷が深く、大動脈まで到達しており、致命傷となったとみている。
 道などは今後、採取したものから、クマの年齢やどのようなものを食べていたかを分析する。ほかにDNAも解析し、近隣地域での過去のクマによる被害との関連も調べる。
 同行した消防職員によると、襲われた当時、登山道の下からクマが上ってきて、歩きながら接近してきたという。消防職員3人は鈴などを鳴らしながら登山をしていた。調査終了後に福島町役場で会見した道総研の釣賀一二三自然環境部長は「大きな音を怖がらない個体もまれにいる。山に入る時は必ず複数人で行動し、距離があってもクマを撃退できるようスプレーを携帯してほしい」と話した。
 福島町は引き続き町民にクマに対する注意を続けるよう喚起した。(中島遼泰郎)










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