【福島】2日午後0時半ごろ、大千軒岳(1027メートル)の6合目付近の山中で道の防災ヘリコプターが人が倒れているのを発見した。行方不明の登山客を捜索していた松前署員らが地上で男性が亡くなっているのを確認した。同署は10月29日に大千軒岳に1人で登山に入ったとみられている函館市内の20代男性の可能性があるとみて、身元の確認を急いでいる。
同署によると、31日夜に登山口で無人の車を発見し、持ち主の男性と連絡が取れないことから1日から登山道周辺を捜索していた。2日は午前6時50分ごろから、警察や消防、町役場、ハンターの18人で登山道に入り、1日に続いて防災ヘリに出動を要請していた。
男性の遺体は登山道から外れた山中で見つかり、損傷が激しい状態だったという。ヘリで同署に搬送した。同署は連絡が取れない男性との関連を含めて、身元の確認と死因の特定を進めている。また、防災ヘリが男性を見つける直前には数十メートル程度離れた場所にクマの死がいを確認しており、今後、関連を調べる。