11月6日に札幌市で開催が予定されている特別支援学校の全国フットサル大会(一般財団法人日本LCIF主催)に、抽選で函館高等支援学校(立田俊治校長)が北海道代表に決まった。25日には技術指導に当たるFリーグ・エスポラーダ北海道の小野寺隆彦ゼネラルマネージャー(GM)が立田校長らと懇談し、上位進出に意気込みを見せた。
全国大会は今年新設された大会で、国内9地区の代表校が集い初めて開催する。当初、道内の予選大会を開いて出場校を決める方針だったが、新型コロナウイルスの感染防止のため中止を決めた。今月上旬に抽選会があり、函館高等支援学校が選ばれた。
特別支援学校の全道フットサル大会を主催する公益財団法人「小野寺パラスポーツ振興会」の小野寺眞悟理事長がエスポラーダの理事長も兼務していることから、地域貢献の一環でチームの監督や選手を派遣し、定期的に生徒の技術指導を行う。同校のスポーツ部に所属する生徒22人からメンバーを選ぶ予定で、13人が出場に意欲を見せているという。
小野寺GMは「エスポラーダでやっている練習を生徒にも体験させたい。全国大会を通じ多くの仲間や友達をつくってほしい」とし、顧問の山本正彦教諭は「生徒たちもやる気に満ちている。熱い指導を期待します」と話した。立田校長は「晴れの舞台に出場させていただき感謝。全国各地区の生徒と交流し、たくさん刺激を受けてほしい」と期待を寄せた。(鈴木 潤)