北大大学院水産科学研究院は、同大水産学部(函館市港町3)図書館1階ギャラリーで、写真展「北極域の世界を知ろう~海と日本PROJECT」を開いている。同学部の練習船「おしょろ丸」の航海中に撮影した写真32枚を展示している。14日まで。
写真展は、同研究院が日本財団の助成を受け、中高生らを対象に海の魅力を発信する「マリン・ラーニング事業」の一環として実施。会場には、太陽が一日中沈まない白夜や流氷などの風景ほか、エトピリカやキタオットセイなど、おしょろ丸での実習中に教員らが撮影した北極圏の写真が並んでいる。
同研究院の安井肇教授は「北極域の貴重な写真を見ていただき、海の可能性や環境問題に興味を持ってもらえたらうれしい」と話している。
このほか、函館空港(高松町)でも16日まで、「空から海の魅力を語ろう~海と日本PROJECT」をテーマにしたパネル展を開いている。(金子真人)