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松前城資料館が開館 展示内容大幅リニューアル

 【松前】松前城資料館(町松城)が18日から、展示内容を大幅リニューアルして開館している。北海道命名150年を記念して、城の縄張り図を発掘調査資料、絵図などと合わせて一堂に展示し、「最後の日本式城郭」の築城から終焉までを紹介する。また、松前神楽の国指定重要無形民俗文化財指定を記念し、神楽関係資料を新たに展示している。12月10日まで無休。
 松前城の復興天守を展示空間とする同資料館は、地階がアイヌ関係資料、1階が松前藩関係資料、2階が前藩主の御座船だった「長者丸」関係資料などを展示してきたが「城そのものの展示を充実させてほしい」という来館者の声が多かったのを受け、展示内容を大幅に見直した。
 地階には、城の設計図として作られた「福山城縄張図」と安政元年(1854年)完成時の「福山城見分図」、城の前身である幕領時代の松前奉行所の絵図(いずれも複製)をまとめて掲出。町教育委員会の佐藤雄生学芸員は「城の変遷をこれほどの規模で一望できる展示は、今回がおそらく初めて」と胸を張る。
 1階には刀剣や書状などの旧藩資料、蠣崎波響の掛け軸作品10点のほか、今回新たに松前神楽の特別展コーナーを設置。社家佐々木家に伝わる寛政11年(1799年)の翁面、清部八幡神社の獅子頭、1950年代に撮影された神楽舞のカラー写真や、神楽を描いた江戸時代の絵図などを展示する。
 2階にはアイヌ民族資料と長者丸関係資料、3階展望台には明治初期から戦後の天守閣焼失、復興に至る写真資料24点を掲示している。
 同館の開館時間は午前9時から午後5時まで(最終入館は同4時半)、入館料は大人360円、小中学生240円。佐藤学芸員は「観光客の方々に城を知ってもらえるのはもちろん、地元の人にも郷土を見直してもらえる機会になるのでは」と来館を呼び掛けている。問い合わせは同館(0139・42・2216)へ。(神部 造)










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