22日でオープンから半年を迎える函館市本町の商業施設「シエスタ ハコダテ」は21、22の両日、同施設で初のイベント「シエスタ フェスティバル」を開く。「もったいない」をテーマに、端材の詰め放題や〝訳あり〟商品の販売、ジャズライブなど、本町を盛り上げる内容を用意している。
行啓通側のテラスでは両日、「もったいない市」(午前10時~午後5時)を開催。家具を生産する際に出た木材の切れ端を200円で詰められる。函館コミュニティプラザ(Gスクエア)との企画として、絵本3冊を持参すると2冊の絵本と交換するほか、読み聞かせも行う。
また、地階にあるシエスタキッチンなどが、和菓子の切れ端や規格外で市場に出回らないリンゴ、パンの耳を使ったフレンチトースト、コーヒー豆の麻袋などを格安で提供する。
このほか、七飯町大沼の流山牧場からやってきたヤギやウサギと触れ合える「まちなかふれあい動物園」(両日)や、札幌を拠点に活動するジャズトリオ「玉村優香 TrioLIVE」(22日①午後3時②同4時)、無印良品とシエスタキッチンによるワークショップ(22日)も予定。
同施設商業担当の岡本啓吾さんは「安売りだけではなく、生活を豊かにするという観点で『もったいない』を考え、市民の皆さんに楽しんでほしい」とPRしている。(稲船優香)