子育て中の母親に向けたイベント「mama祭(ママまつり)」(実行委主催、函館新聞社など後援)が21、22の両日、イトーヨーカドー函館店(美原1)で開かれる。5回目の節目となる今年は、実行委(三木洋子委員長)による初の単独開催となり、会場を変更。ワンコインから楽しめる体験ブースやステージショー、子どもの遊び場など、さまざまな企画を展開する。
同祭は、有志の呼び掛けで2013年にスタート。昨年までは、はこだて子どもセンター(市亀田青少年会館)を会場に同センターと共催してきた。今年もその予定で準備を進めていたが、衆院選の投開票日が開催予定日と重なったことで頓挫。会場選びに難航していたところ、同店の協力を得られることになり、同店地下1階特設会場での開催が決まった。
「ピンチをチャンスに変えてもらった。子育て世代だけでなく、祖父母世代や買い物に来た家族など、いろいろな世代に知ってもらうことができる」と三木委員長。大型店での開催が、子育て支援に対するアピール、イベントの知名度アップなどにつながると期待を寄せている。
会場では、子育て中の母親らが中心となってポイントメーク、ジェルネイル、アロママッサージ、ヨガ、グラスアート、パステルアートなど、2日間で延べ40の体験ブースを開設。母親向けのほか、子ども向けの体験メニューもあり、気軽に体験できるよう、各ブースではワンコイン(500円)から提供する。
会場内のステージには、「はこだて国際民俗芸術祭」への出演でもおなじみのクラウン・チャッピーさん(宮崎県在住)らがゲスト出演。地元の母親たちによる人形劇の発表、親子で楽しめる科学体験も予定している。
このほか、子どもの遊び場となる木・ボール・風船のプール、授乳やおむつ替えスペースも設置。子どもの世話を援助するための見守りサポート、協賛企業による来場プレゼント、地元企業らによる販売ブースなどもある。
三木委員長は「ママの気持ちが開放され、楽しめるイベントにしたい。(出店などを通して)ママたち自らが羽ばたくイベントになれば」と話し、来場を呼び掛けている。入場無料。時間は、両日とも午前10時~午後4時。問い合わせは三木委員長(090・6690・3399)へ。(早坂直美)